堀江貴文のコトバ|自分で勝手にバリアを張るから、自分でつくった壁にぶち当たる

ネットビジネス界のカリスマのひとり、ホリエモンこと堀江貴文氏のコトバ。

リクナビNEXTジャーナルに掲載された「【堀江貴文氏インタビュー】“マネジメント力”なんて、必要ない。やりながら覚えていけばいいんだから。」を見て、すごくすごく共感したこのコトバを。





おそらく、みんなすごく真面目すぎるんですよ。何かをやる前には、勉強しなきゃいけないとか、経験を積まなきゃいけないと思っているわけでしょう? そうやって、自分で勝手にバリアを張るから、自分でつくった壁にぶち当たるわけです。自分で身動きを取れなくして、自分自身を落ち込ませている。キツい言い方をするけれど、「アホか!」と思いますね。




何かをやる前にする勉強が、役に立たないと言う気はない。

でも、何かをやりながら学んでいく方が、情報を求めていく方が、本当に必要な情報を見極めながら、はるかに早いスピードで身に着けていくことができる。勉強に「十分」という線はなく、まして何かを始める前に「十分」かどうかを見極めることなんかできはしない。



ボク自身の経験を少しだけ話そうと思う。


ボクは前職で、なんとなくPCをいじることができたっていうだけで、Webマスターを担うことになった。周りはボクよりもWebの知識がない人たちで、「このままじゃヤバい」と危機感を抱けるだけの知識を持っていたのは、ボクだけだった。


外注をさせてくれない会社が与えてくれたのは、DreamweaverやPhotoshopなどのソフトと、一台の一眼レフ。だから撮影もデザインもライティングもコーディングも、全部自分たちでやった。Photoshopや、html、CSSの勉強をいろんな本を買いあさりながらして、ひたすら実践していった。


そんな日々を過ごして1年半が経った頃。
増築を続けてきたそのウェブサイトは、すっかり作りが古くなり、リニューアルの必要性に迫られていた。


ボクは、自分の仕事に誇りを持ちたかった。
「これはボクたちがつくっているサイトだ」と、自信を持って言いたかった。
お客様(ユーザー)のためにも、お世話になった先輩たちのためにも、うちの会社のウェブサイトはこれだ!っていえるものを作りたかった。


だから、ボクは決心をした。
会社がお金を出してくれない以上、自分たちでリニューアルをやりきる、と。


そこから、とにかく勉強をした。商品紹介をカタログに頼り切っていたそのサイトに商品情報を載せるために、データベースを使ったプログラムを必死に勉強した。それこそ、データベースとは何かみたいなところから。
勉強しながら実践して、実践しては足りない部分を補うためにいろんな本を探して。

そうして、およそ3~4ヶ月くらいでリニューアルをやりきった。



もしボクが、ちゃんと勉強をして、できる自信がついてからリニューアルをしようと思っていたら、きっと今でもリニューアルはされていないと思う。


やりもせず、自信なんて身につくわけもなく。
自信がないからまだ勉強が必要だ、なんて、なかなか身につかないお勉強を繰り返していただろう。


「実践」というフィールドに一歩踏み出す、そのことの大きさを今振り返っても強く感じる。一連の経験でボクの中に刻まれたのは、プログラミングの技術でもなければ、リニューアルを実施した経験でもない。「イチからでも、やればできる」という自信だ。



必要に迫られなければ、人はなかなか足を踏み出すことができない。
そういう意味では、ボクはとても幸運だったんだと思う。


でも、同時にこうも思う。

足を踏み出したから、幸運を掴めたんだと。


チャンスがチャンスの顔をしてやってくることなんて、ほとんどない。
振返った時に、「あぁ、あれがチャンスだったんだ」と思うことばかり。



だから、無謀だろうと、勢いだけでも、まずは一歩踏み出してみる。

一歩踏み出してからなら、困ったり苦しんだりしても、いつか答えに辿りつける。

答えはいつも、踏み出した向こう側にあるから。



そんな経験をしているからボクは、常にチャレンジを心がけられるんだと思う。

そしてチャレンジっていうのも、結局は慣れみたいなもので、チャレンジを繰り返していくうちに、自然とチャレンジすることへの抵抗感はまったくなくなっていく。


だからやっぱり、最初の一歩が大事。

あれこれ考えてないで、勉強しなきゃなんて思ってないで、自分で壁を作ってないで、まずは一歩目を踏み出してみることが大切なんだと思うんだ。


そんなボクの思いを代弁してくれたかのような堀江さんのコトバは、とてもとても大切にしたいと思うばかり。




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